商品詳細
16〜17世紀より、スペインのイベリア半島、カタルーニャ(カタロニア)地方の特産品だったガーネットジュエリー。
ペルピニャンのガーネットを用い、その地の銀山の銀を使って、イヤリング(現代のピアス)やストマッカー、ペンダント、ブローチ等が作られていました。
カタルーニャ地方のペルピニャンはフランス領となり、19世紀後半以後、今日ペルピニャンガーネット(現在でもカタランガーネットと呼ばれています)として知られるジュエリーが作られ始めます。
そちらは金がメインで、側面のV字はより古い爪留めをかたどった、前時代の名残です。
現代物ではないペルピニャンガーネットの確実な年代を同定する金の刻印は、1900年代に入って以降の馬の刻印しかありません。
そして、その刻印はペルピニャン製のリージョナルジュエリーではないことを示しています。
このリングにはフランスの1800年代の輸入品の刻印があります。
内部のシルバーの刻印は後の時代のもので、その反対側の外側にかなり薄れた刻印があるので、フランス製品を逆輸入したものと思われます。
内側の現在刻印がある部分に元々フランスのシルバーの刻印が打たれており、後の時代に打ち直したと考えられます。
内側の刻印は輸出用の刻印とは時代的に合わず、通常ですと内側にも(同位置の表裏に)フランスの刻印が打たれています。
現在では別の地域でも産出されていますが、アンティークのカタルーニャガーネットの種別はアルマンディン(アルマンダイン)ガーネットで、多くの現代のリプロダクションのペルピニャンガーネットや、一般にガーネットと言って思い浮かべる暗赤色のボヘミアンガーネットとは異なり、ピンクやパープルを帯びた色調です。
ガーネットは、古のカーバンクルの瞳に擬えたカボションが人気で、ファセットカットが普及してからも、古い物はルビーと同様にカボションカットが多いです。
横から見ると時折全体がネオンのように光り、非常に美しいです。
リングは裏抜きのない、銀をたっぷり使ったしっかりした作りで、優しい丸みを帯びています。
小枝の輪に、ガーネットの花の両側に三つの実と二葉模様のデザインです。
厚みがあってがっしりしていますが、ゴツくはありません。
銀には経年の擦れ、傷、汚れ、黒ずみあり。
石は目立つ傷はなく美品。
中宝のソーティング(アルマンディンガーネット)付属。
商品の情報
カテゴリー: | レディース>>>アクセサリー>>>リング |
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商品の状態: | 傷や汚れあり |
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配送料の負担: | 送料込み(出品者負担) |
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配送の方法: | らくらくメルカリ便 |
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発送元の地域: | 未定 |
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発送までの日数: | 1~2日で発送 |
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